展覧会2日目。 いつも、大体、作品がどんどん変わってくとか、日毎に自分自身も作者としてアイデアを見つけていけるように展示計画を組むことが多いから3週間同じ映像とアイデアが物質性を伴って空間を占有している状況のことをどう考えたらいいのかあまりわからない。でもまあ、在廊して居合わせた人と話をすることで自分にフィードバックして行くことから考える機会として今回の展覧会を捉えていこうと思う。 今日はささやかなレセプションパーティーをやり、そのためにドレスを買った(!)。店員さんが服やコーディネートに対する言語化を細かめに入れてくれて楽しかった。服楽しい。漫画と同じくらい、批評をみんなができる。批評がマインドセットも含めたこの身体に個別にフィードバックされる。鑑賞は自身のうちにて密やかに行われる(それは例えば感性が柔らかな粘土みたいなものだとしたなら、鑑賞によってその粘土の形が指で触られて少し変わったり、あるいは裏返しにして床面に接していた平な面が露わになったりするような)。はあ美しいことだな(今日はワインをたくさん飲みました)。言葉を選んだり別のものと比較していることが、自身に対しても秘匿されることがある。それにいかにして付き合うか。 フィードバックなしに鑑賞をしているひとがいる気がして、そういう状況はわたしのおもういい状況ではない。それはここに書き出すまでわたしの内に収めていたことだ。内に収めていても、自分のところで言語化されてさえいれば豊かさがあると思うけど、試しにほんのり人目に触れさせてみる。