2022/02/20

 数人と喋る。昨日と今日は相談室で座っている日だった。相談に来る人は何かしらやっている人でなんかチカチカする。キャリアに関わることばかりがなにかをやっているカウントではないとしているけど、相談ってなるとそういう感じになる。これどうしよう?っていうのよりもかなりエッセンシャルな問題。括弧の外れたケアの必要な領域。遊びに行くねと言って遊びに行けていない友達のところ。

私も何かをやっているという自負があり、確かにやっているけど、何をやってる人なんですかと聞かれてわかりやすく説明するために見せるのは過去作の画像やラボのことだったりする。近作もあるし色んなプロジェクトもやっている。でもすぐに説明できるかっていうとそんなことない。その支えになるような記録物をつくりたい。無かったことになる恐怖。自分の中から無くなったら、他人の記憶にあったって、もうないも同然だよ。その消えもの感が気持ちいいとかいう人の顔が浮かぶが、うそだろって思ってしまう。展覧会や作品という単位や制度。ひとの話真面目に聞くと病むな。