2023/10/24

未来とおしゃべりした。学生の頃に話したかったいろんな嬉しかったことやもやったことを今話すということに価値を感じて、あー昔があってよかったなと思った。初めてそういうふうに感じたかもしれない。

ロマンチックな昔のできごと。嬉しいけどなんかゾワゾワしたこと。そういうのを話す時、なんでか悪口みたいになってしまうけど、それは単に私の人格的味付けによるものだ。時を経て登場人物全員の実際の関係が切れている状態で、経験したことが話されるのは楽しい。これが物語なのかもしれない。であれば、いつかずっと先に思い出して語るために、いろんなことを覚えていたい。日記はその助けになるだろうか。むしろ阻害するかもしれないけども。

小山君が寝込んでいる。看病というかただポカリを買ってきたりするだけだけど、そういうままごとみたいなのが地味にたのしいというか、人のことをやる隙間で自分のことをしているんだが、自分のことをやる隙間でひとのことをやってるんだか、どちらとも取れないことに細かな発見がある。さまざまなことが一体となって、この家の中をすごく大きな蛇のように時間と作業が合わさって動く。ひとり分とその他の領域をどこまでやるかということを考えるよりも、二人分をどのようにやるかと考えれば自分はやりやすいのかもしれない、と感じた。暮らしは奥深い。