6月20日から6月30日

 


6月20日

朝美学校で展示搬入に付き合い、昼過ぎにパラダイスエアに戻ってアレルギー症状に対応し、夕方はまた例のことを少し考えながらタリーズで爆睡。モヤモヤする状況をどうにかしたいというギャルい気持ちがもしかしてマッチするかもと思い、齋藤君のヲタ活に乗っかる形でブラックメタルのライブへ。ヲタ君が言うに今日のヘッドライナーはアンチレイシズムを明確に示すバンドであるらしかった。デモに行かない休日も、パレスチナの連帯パッチを付けてでかけるのだけはやる。

サウンドチェックでデスボイスで「チェーック」といってた。そりゃそうかと思いつつ新鮮。すごい良かった。ストロボの効果で記憶までストロボ的に細切れなっていて何も書けない。このように即座に過ぎ去るのは健全な気がする。引っ掛からずに去る。心の中にあるちっちぇーお手手でヘルピースをピッと上げた。ということだけ。

日記本はかなりプライベートすぎて、なんか今後何かが起きた時にどうするのかなどを色々考えるのもめんどくさくなってしまい、もう本にするのはやめようかなーとおもってる。それかなんらか絞った形で、作るのはできるかなぁ。ここのところ何もかもうまく行かなくて、うまく行かせようという努力も別にしていないんだけどね。


6月21日

自分の気持ちを綴った文を送ろうと思ってLINEで書きあれもこれもと盛り込むうちにどんどん長くなってきてしまってメッセージ欄で扱いきれなくなりググドキュ(キモい略し方)に移植して文字数数えたら2644字で思ったより長くなかったなと少し安堵したので自分だけしかいない全ドラフトぶん投げ用LINEグループに送ってみたらやっぱりスクロールの長さにドン引きしてしまって結局連絡すること自体やめた。


6月22日
昨日の文、読み返した。送らなくてよかった。素直に話すと心が破綻しそうになり、素直に話さなければ心に負荷がかかる。それ以外のことを誰とどれだけ話そうとも、辛さはまったく軽減されない。もうなにか強制的な欲望や状況で、事が流されて欲しい。ずっと理性的であることが辛い。関係と約束は違う。約束とか合議によって関係が作られるということではない。心は急にフ、といなくなる。あるいは、コンクリの壁にずっと貼り付けられ続けていたガムテープの溶けたベタベタみたいだったりもする。あーヤダヤダ。

朝、オンゴーイングコレクティブのプロジェクト、「こどもアトリエ」の講師をやりに久しぶりにオンゴーイングへ。家の模型を作り、粘土をやった。心底癒された。ずっとお姉さんと呼ばれた最後の時間に、「名前なに?」と聞かれ「うらちゃんです」と言うと、似顔絵と一緒に振り返りノートにうらちゃん、と名前が書かれた。色々やり取り終わってからその面白かったことを記録するために名前が必要になるというのは、本当に本当に嬉しいなあ。
そのあとぶらぶらと西荻窪方面へ歩く途中、こないだ知り合った人が私を私と気づかずに追い越して行った。なんか縁があるような気もしつつ、声をかけたり連絡をすることはしなかった。トムズボックスとFALLで本などを買った後、高円寺に行って昔よく行った店を周ったが、欲しいと思うものが一個もなかった。私も、かなり変わったのだなと思った。


6月23日
体調を崩して約束をブッチしてしまった。申し訳ない。ストレスがものすごく溜まっている。リリースする隙間がない。すごく助けて欲しいけど、誰も私を助けられないと思う。何が辛いというのでなくしかし何もかもが辛い。というのも今日だけのことかもしれない。明日にはいつも元気なのだけど。なんて健やかなうーちゃん。IDをsukoyakaに変えてもいい。そんなうーちゃんのことがほんまにsuko(すこ)です。くだらねーギャグで気を分散させるんや。

「座り続ける忍耐力はパチンコで培った」という64歳の新人ピアニスト。なるほど。15年ぶりに新しい曲が弾けるようになるのもたのしそう。ただ練習するというか。一生その曲を弾ける身体になって生きていくというのが身につけるということで、そのためにするのが練習であり、発表のためにやるものではない。やはり、芸術は人のためにやるものではない。



6月24日
今日は暑かった。人になにかを言われたりしなくても、普通に選挙くらい行くし、まともだと思う人選んで投票するくらいは、みんな大人だしやってほしい。私はただのわがままな非プロ市民として生きる。親が石丸のファンであることが辛い。前に見せられた時には維新ぽい感じでだるそうなやつだとしか思わなかったけど、結局石丸は同性婚など諸々に反対して無印良品誘致とかだけ考えてる円な瞳をした馬鹿たれ金融小僧なんだ、少しも革新派でない、おらはまじで維新が一番嫌いだ。れいわはいまいちどう考えたらいいのか焦点定まらない。などを親にどう話したものか。ゆうてそんなに政治興味ないけど。民衆運動に興味があるだけ。ということに最近気付いた。



6月25日
パラダイスエア!諸々のイヤ〜な問題から離れることのできる、清涼剤的な楽しい仕事。なんて楽しいんだろう。まじでありがたい。毎週火曜が楽しみで仕方ないです。原因究明脳に、目薬を差すようなフレッシュさで、どうなるか定かでない可能性の地平をただただ広げることが良しとされている。なんでも自由なこんな機会、本当にないと思う。まじでありがたい。Ivannaのトークをプラネタリウムで行う。内容と空間が合わさって素晴らしかった。

omg You leave tomorrow😭
I also missed saying goodbye to you💦
Yes talk was amazing! 
I listened to your talk, thinking that the physical measurements and mental training for life in space may also overlap with adaptive training for those who have difficulties living in the earth environment (living under gravity and in some sense in a closed earth environment), such as the elderly.
 Thank you for a great talk. Instead of saying goodbye, I share you my thoughts. I'll definitely see you again on earth or in space or somewhere else❣️

合ってるのかな、でもエイヤと送ってしまう。
寄り道して遠回りをして帰宅した。


6月26日
陸さんと共にCSLABへ。遠すぎる。信じられないほど遠い。前住んでたところから同じ時間の分だけ西へ進んだらたぶん箱根の方までいけるくらいだろうか。なんでわしは千葉県に住んでるんだろう。千葉県という場所は自分に似合わないと思う。住所書く時にいつもハテ・・・と思う。千葉県はデカすぎてどこに何があるのか不明だし、チーバ君というカリスマの存在も少しうざったい。コンクリの質が合わないとかそういうことまで思う始末。
身体感覚とマインドセットの話になり、子供の頃は「背が高い女子」だったことを話した。今やどちらかといえばミニモニ。な私も、かつては飯田香織ポジあるいはボーイッシュとしての吉澤ひとみポジであった。加護ちゃん辻ちゃんになりたい気持ちをグッと堪えてせめてゴマキになれるように頑張った。モー娘。のことを全部教えてくれたノンちゃんの存在を思い出してインスタのアカウントを探してみたけど見つけられなかった。



6月27日
誕生日会のために勝手に空けておいた予定がキャンセルになって代わりに2つのオンラインミーティング。どういうこと?仕事のミーティングに家から参加してる時にタバコ吸うのってダメなのかな。ついリラックスしてやってしまったけど、失礼だったかも。ま、いっか。



6月28日
雨。友達と夕飯食べる約束をしていたけど雨すごすぎて無しになった。悩み事を吹き飛ばすように、ずっとゲームする。ブレワイ。ティアキンよりもブレワイのほうがゲームのバランスが良いような気がする。ああ。もっと会いたいなというのと、もう会わなくてもいいか、という気持ちがどっちもある。揺れているのではなくて、同時にどっちもある。孤独であるというのは、美しいところで手前勝手に一時停止して、そのまま放っておくことができる状況なのかもしれない。誰かがもしそんなふうに言ってきたならば、あんたがそれでいいならいいですけどね、と言って突き放すであろう戯言の類。


6月29日
「あなたみたいな人にずっと会いたかった」と、言ったことがある。恋した人に対してでなく。互いにパートナーがいなかったら付き合っていたかな。でも、同性でなければ、それにフェミニズムに関係した機会じゃなかったらどちらにしても、言わなかったかもしれない。
珍しくも土曜出勤した美学校のイベントで、2人の作家が互いのリスペクトを手紙にしたためそれを朗読するパフォーマンスをみた。親密さが溶け出していて、なんだかこそばゆく、じんわりした。
手紙が書きたくなり、書いた。


6月30日
内田さんとパフェを食べた。内田さんはずっとチェリーがいいかな…と言っていたのに注文の時に急にキウイを頼み、私はメロン‥と言っていたが土壇場で桃を頼んだ。ミントがたくさん乗っていた。デザートについてくるミントを食むたのしさは、ずいぶん昔に神さんがそうしているのを見て真似して以来身についたもので、ミントを食べるたび神さんのことを思い出す。
日暮里で皆藤さんの展示を見た。乗り換え間違え続ける悪夢と白昼夢のようなソフトフォーカスで撮られた動物達の姿。帰りに変な土産屋さんに入っていろいろと買った。最近小さな買い物がうまくいっていて楽しい。雨宿りにアトレに寄った。コスメキッチンでいろんなクリームなどを塗って匂いをかぐ。ジーナシスで4月に買った服が半額セールされているのをみて、もう一生ジーナシスでは服買いたくないなと思った。夜は久しぶりにもりもっちゃんが来た。タロットを持ってきてくれ、リーディングする側を初めてやった。調子を合わせながらこういうふうに「(カードに)出ている」といって、人の話を聞きながら話をコントロールするのはなんかすごく詐欺の手法みたいでドキドキした。私にその才能があるのは明白な気がする。なんでか信用されやすいところがあるから。それでもし自分でなんかやり始めちゃったら信者ビジネスとかにもシームレスに繋がってしまいそうで怖くなった。タロットのリーディングは話半分なら面白いけど、なんかよくない才能だな。なんかスピった人に会いたいな。本物の。ただのいかれた人じゃなく。23才くらいのころはわりとそういうことも遠からず身の回りにあって面白かったのを思い出した。もっと音楽やってる人とかも近く感じていたんだけど、いつからか少し遠くなってしまったな。出不精になった。よくないねえ。