2024/04/03



小雨。でも寒くない。ポンチョを被って自転車で某ご飯会へ。みんなのポンコツかまされエピが披露される時間のあいだ、わたしはポンコツ側の人に感情移入せざるを得なく、心の中だけで話される全員のダメエピ全てを一手に引き受けた。

雨が降ると花が散るのではと心配になる。花が知らないうちに一気に咲いて、知らないうちに散ってしまう。随分前に、茅場町で銀行事務の契約社員を2ヶ月間だけしていたことがある。2月から3月の間中、毎朝毎晩同じ時間に行き同じ時間に帰った。街路樹の様子を見ることだけが楽しく、3月末には空中を花びらが(おそらく花粉も…わたしは花粉症ではないのでわからない)舞っている中を歩いた。moe and ghost「幽霊たち」、空間現代「RAP phenomenon」、Jazz dommunisters「Cupid & Bataille, Dirty Microphone」、メラニーマルティネス、ダイアントワード、「ミニモニ。ひなまつり!」、キリンジ「エイリアンズ」、Grimes「Art Angels」、ちょびっツのop「Let me be with you」、などを狂った1時間の満員電車で毎日毎日、上を向いて息を吸い、目を閉じて聴いていた。

その後、4月から8月ごろまでは小学校の中にある学童で働いていたこともあった。3-5時の2時間しか働けないのと、服装や髪型の制限が厳しかったのと、掃除の質を何度も叱られてしまうのにへこんで続けられなくなってしまったのだが、楽しい仕事だった。校庭で遊ぶ子どもたちの安全を監督する仕事だった。あまり細かいことを言わないように「危ない」ということについてなにを基準にするかをよく考えていた。何度も起こりうる危険行為(クッソ高いところから飛び降りる、5年生が2年生にボールを全力投球する、すべり台を逆走してる人がいる時に砂利を流したり上から立ち滑りをする、などなど)は注意したが、あとは大体ただひとりで遊んでる子どもに構ってもらうか、ドッヂボールなどの欠員補給として混じるか、などをして過ごした。ハードな仕事だった。一輪車をする女の子たちに連れられて校庭の端へ行き、そこで手を広げて立ち止まるよう指示される。女の子たちは四方へ散り、それから「せーの」といって全員がこちらへ向かって一輪車を漕ぎ出す。私の手を取り、私を軸にして一輪車に乗った女の子たちが大きく円を描いて回った。私はワ〜〜〜と言いながら回された。すごくない!?と言われ、すごすぎ!と言ったはず。その日も花びらが舞っていた気がするが、少女漫画にキラキラのトーンが貼られているみたいに素敵な瞬間の視界の補正がかかっている可能性もある。彼女たちはもしかしたら大学生になっているかもしれない。


プレイリスト作った

" count money in the bloom"

https://music.apple.com/jp/playlist/count-money-in-the-bloom/pl.u-Zmbl321UlAKXE1

※ダイアントワードは極悪カスだけど入れてる