2024/04/14

 カキヤさんの踊りの動画を撮って、このモーメントが良きでしたと4秒間のことを事細かに話して楽しかった。腰から上と下に分け、手の特権的な表現に拠って立つ踊りであることや頭の位置がほとんど変わらぬこと、ノールックで役割を与え続けることのできる足がする動きは手のする踊り的踊り性とはまるで違うこと。それらの扱いをどのように同等とすることがこの踊る為に作り上げているわけではない生活のためのいわば最低限の身体に可能かということ。頭から頭というのをどう解放するか。たとえば全身を星型に抽象化して時計回りにひとつずつずらし、右腕を右脚に、右脚を左脚に、左脚を左腕に、左手を頭として、その5つ+5つのずれて重なった10の部位に割り振られ+割り振り直したずれた身体によって、いかにして物を空間を触り歩き転びうるのかを踊りとするというようなこと。