6月18日と19日

 


6月18日

そういえば、結局コロナのワクチン2回しか打たなかったな。5回くらいやってる人もいた。コロナには2回かかった。今月ももう半ばだが、パラダイスエアに新しく3人のアーティストがきたのと、陸さんも一時帰宅したのと、午前中話していたまちづくり事業のひともいるのとで合わせて12人くらいだろうか、昼に中華料理を食べに行った。夜ご飯によく行く店なので、もう終業の気持ちに持っていかれそうになる。ハイボール飲みたいなーなど。わいわい。Ivannaは2週間ひとりぼっちだったのでわいわいしてるのがちょっと嬉しそうに見える。わたしもレジデンスいきたいな。去年パラダイスで働き始めてからずっとそう思っている。でも目の前の問題に取り組むのに精一杯でU35のファストパスみたいなのを掴みそこねている。忙しすぎる。それな。

大学で働いている人などはずっと同じところにいるせいか、私の方にもやりたいことや人生があるというのを忘れちゃってるんじゃないかなぁ。私の32才が芸大に吸われて行くのだけは避けないと、と思って「労力をGAに割かない!」と書いた注意喚起の貼り紙をキッチンに掲示した。てかさ、ずっと気まずいまま、4年間も過ごしてるなんておかしくない。はっきりさせた方がいいのではないの、人生として、どう考えても。なるべく早く。それとも、あんま気にしてないのかな。まあ権力持った人の考えてることなんて私にはわかんないな。あーあ。腹筋しよ。アンチエイジングっていうか、まあそういうのも、していかないとね。

自分個人の益を追求するなら無視できないことではあるけれど、本当は35歳以上だ以下だと年齢で焦らせてくる企業や行政の恣意的な圧などは気にするだけ無駄なわけ。クソなわけ。そのせいで惨めな思いをしている全ての30代にハグ。同じ時、同じ体で、パラダイスエアでアーティストが楽しそうにやってるの見るとレジデンスの楽しかった日々を思い出してコロナ以前の(そしてCSLAB以前の)輝かしい自由な日々を懐かしんでしまうので、そろそろトゥエニートゥエニーフォーを進めないとねとは思う。U35がどーのといってるようなものとも、アプライするとかの手続きは同じ。あーあ。はーきょうもよく働いたなー。ちかれたびー。

派遣会社からしか連絡の来ないyahoo.ne.jpのアドレスに届く999+の未開封から、神保町視聴室の当落メールを探す。柴田聡子の神保町ひとりぼっちチケットは、今回も落選していた。あーあ。仕方あるめえな。また次回。洗濯物をいつまでも畳まない自分を追い込むのとあと普通に椅子に座りたくて、椅子に山積みにしていた服や下着や靴下をベッドにドーンと置いたものの、結局案の定この2日間、あっち(椅子)からこっち(ベッド)へ、こっちからあっちへしている。愚かしい移動をさせながら、そこから拾って着替え山を減らしていくシステムである。「椅子は座るためのものだしベッドは寝るための場所だよ、タスクを動線に置いて先延ばしにするのはやめてくんない!」と口うるさい思春期の娘のような自分からトゥエニートゥエニーフォーのかくも情けなき自分へのご意見をやりとりし、ベッドに置かれた洗濯物をまた椅子の方に移動させ(だって床に置くのはなんか嫌なんだもんな)空いたベッドで眠る。


6月19日

今日も今日とて人にいろいろ相談する。本当にありがたい。それを別の人に返すように、ひとの相談にのる。最近は常にいくつかの相談をこっちからも他者からも抱えていて、たくさんの人といろんな話をしている。それらの合間に散歩へ行く。16時から18時の間にはミーティングがあまり入らないのはなぜなのか。

まず住宅街を漠と歩きアイスコーヒーをゲット。そのまま西陽へ向かうようにして川へ。草がめちゃくちゃ伸びている。石を一個拾い、結構遠くへ投げたつもりがそんなに遠くへ行かなかった。なんか少し恥ずかしい。石や草が語りかけてくるような生き物じゃなくてよかった。石が私じゃなくてよかった、石が私になろうとしてこなくてよかった、理解しようとかしてこなくて本当によかった、は〜よかった!とおもいながら河川敷を歩く。おしゃべりとかは間に合っている。石と草とわたしの間には、人間とするのとは別の付き合いがあるのだ。ほっといてくれ。

雨でチャプチャプになった芝生に、鴨が2羽、泳ぐと歩くの間の足取りで何かを探している。その横にちっちゃい鳥がものすごくたくさん、一度に降りてきて、それでまた何のタイミングなのかわからないけれど一度に羽ばたいて近くの木に止まり、葉っぱの影に隠れて枝を重くしている。その重さで木の揺れ方がおばかな感じになっている。これが漫画なら、「もんどり、もんどり」という効果音(?)が木の周りに描かれているな、と、思った。

「石が〜話しかけてこなくて〜 草が〜語りかけてこなくて〜 鳥が〜アドバイスなどせず〜 風は〜AyakaUraではなく〜 あぁそうでないことが〜〜たす〜か〜るな、助かるな〜」とオリジナルバカ演歌を歌いながらロング散歩を締めた。靴擦れした。母が石丸伸二のファンで、最近はそれがちょっと胸につかえている。