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壁のない 屋根と柱だけの建物

サーラーというらしい。タイ語である。日本語に変換すると「人が集まる建物」となるとのことだ。 人間(犬でも、蜜蜂でも、掃除機でも、チューリップでも本当はいいのだけれど)が入ってその建築のアウトラインが見えてくるというぼんやりとした構造をもつパフォーマンスアート。 先日韓国から友人が遊びに来た。4日間連日朝から晩まで一緒に行動し、つまり彼女は私のめちゃくちゃな英会話に付き合ってくれたのだが、ついに「あ〜..So..You mean it's For..How to say....For..ん〜」などと言っていると、ついにしびれを切らしたのだろう。「For,What!?」と彼女は叫んだ。 「For What」を広くとっている建築がサーラーなのかもしれない。雨や日光を遮ることができるだけで、あとのことはあとで決まってくる。あの時私はForの後に続く言葉を見つけられたのかどうか、今となっては忘れてしまった。