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6月, 2023の投稿を表示しています

2023/06/27

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桃を食べるたびこの世のご褒美みたいな感じじゃんね…と呟いてしまう。今日もそうだった。井上陽水はすごいという話題で盛り上がる。うちのキッチンは楽しい。喫煙場所でもあるから楽しいのだ。灰皿が3つある。 ささやかなプレゼントを選ぼうと思ってコスメキッチンで日焼け止めでも買って行こうかと見てみたが、肌に合わなかったらかわいそうだしとおもってやめた。 安い牛肉はよく伸ばしてよく焼く

2023/06/26

 宮田さんとお茶した。めっちゃ渋谷感のある渋谷のハンバーガーショップと、素敵な紅茶屋さんの二軒を巡った。 宮田さんに対して私は勝手に一方的に一緒に仲良く老人になっていくイメージを持っているので、またお会いできて心底嬉しかった。緊張してしまってモゴモゴとあまり話せなかった。また会いたいしなんか一緒にできたらいいなあ。宮田さんの活動をちゃんと評価できてるひといないのではないか?いい活動を評価して位置付けを行う制度というか機構みたいなものがあったらなあ。それがあれば自分の活動もやりやすくなるのだけど。 オルタナティブであるということは、現行の評価軸から離れているということでもあるから、評価されないということにまずは覚悟を持たないといけない。が、個人的な活動が急に歴史に残ったりするおかしな制度であるところのアートでは、むしろオルタナティブであることにものすごい賭けどころがある。だからなんかできたらいいんだけどね。自分の活動を自分でいいぞとしていくような。ラーニングがどういうものなのかとか、自分のプロジェクトや作品として、クレジットを自分にしてなにか編集可能な仮の指針を作るところからだろうか。そろそろ日記を読み返して、下半期のtodoリストを作ろう…

2023/06/25

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 はじめて競馬へ。べーやん、田中と。何万人規模の大声が、反響せずにディテールを消し高い音の束となって、遠くからこちらへと、馬が走る先頭ラインの移動と共にやってくる。ついに頭上の人が吠える。めちゃくちゃ怖い。競馬の賭けの結果が1分ほどで決まってしまうとは知らず、え、私の1000円もう終わり?という気分になった。 ボロ勝ちしてタクシーで帰ってきたかったが、赤字なので普通に電車で帰った。お金無くすの怖い。3000円だけ賭け、1500円くらい勝ってそのときはなんか嬉しかったが、そのあとすぐに普通に1500円消えたことに気づいてびっくりした。懲り懲りである。お金を使ってることもよくわかんなく。別に1500円くらいいいじゃんって思うけど、恨んだりしたほうが楽しいので、いいじゃんという気持ちにちくしょーと思う気持ちを被せてみる。 競馬場の中はエクセルシオール、セブンイレブン、はなまるうどんの入っているディズニーランドだった。ああ賭けを主催するのが最も儲かるんだわ…あの空間の中でもう一個悪いことしたらかなり儲けられそう。競馬を破綻させる悪いバグみたいなことして大儲けして競馬を駆逐できないだろうか。返せよ私の1500円。。。

2023/06/24

家の前の路地に近所の人たちが連れ立って歩いている。今夜が気持ちのいい夜であることを道が語っている。というか、ご近所さんが気持ちよさを感じに外へ出る応答が、道の賑やかさを作っている。環境への応答。非人称的。 心の動きというのは「私はこう思った」というふうに積極的に主体的に表現できるものではなく、複合的な要素の結び目をひとまず自分の心ということにして、心をプレゼンするっていうかパッケージするっていうかその表現行為は表現であって心ではないし、心は決して個人に依拠するものではなく、なんか境目で擦れあって生じ、その感受したところに心の仮住まい?反応?が映されるというか…道路の心だし、わたしの心だし、ご近所の心だし、が表現されてるものだし誰も表現を積極的にしてないものだし応答したものだし、という。まとまらず。頭良くなりて。

2023/06/23

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 久しぶりにCSLABに行った。切れかけてた感覚器官が再接続したような。お腹が空くのがわかるみたいに、ラボの中で起きてることがわかる。その接続を切らないようにする心の働きと働きかけが、戻ってきてしまって恐ろしい。みんなの好きにやるのがいいと心から思っているのに。違うことに身を浸さねば。 小宮さんの制作の話を聞いて、自由にやれる場所を持つのもいいなあと思った。自分で家賃を払い、やめたりする。日記は、私にとって唯一と言っていい、ひとりきりで全て好きにできる、誰にも頼まれずにただやっている、やめてもいいし続けてもいいことだ。自分のための家以外の場所を作るか(必ずしもスタジオというわけでもなく)。

2023/06/21

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  TWICEのメイクをしているウォンジョンヨのYouTubeをみてメイクしたらかなりよく、メイクブラシが色々とほしくなった。最近は暇なので、美容に関心を持っている感じがする。展示をやったりいろいろと忙しくした次の月、振り返りと共にメイクが上手くなる。勤勉さよ。ダイエットのために蒸し鶏のサラダとかを買って昼ごはんに食べた。こういう系のご飯は高い。食事の記録をするのが嫌いでは無いことに気づく。Tシャツには「GROUP思意集団」と書いてある。これを着てる人が相談所に座ってたら変だろうなと思って着てきたのだが、全然誰も来なくてがっかりした。その代わり黑田さんと爆喋りし、ついになっちゃんのぷりぷりダンス(?)を確認。リラックスすると踊るらしい。ということが自分でも最近わかったらしい。そういう鳥なのかな?リラックスしてると歌ったり踊ったりする人ばかり。 個展が終わって、怒涛の反動で動けなくなっていたけど今日から大丈夫そうな気がする。毎日めちゃくちゃやってるソリティアも、自分の実力だとこれ以上はレベル上げられない。自分をカンストしてしまい、野良能力値の限界が見えたのだ。ここから先は勉強しないとクリアできない。レベルとかみたいに数値化できることというのは、強化することができることなんだと書いてて気づく。  一日中めーちゃめちゃたくさん喋り倒して、帰り道に一人歩きながらめちゃでっかくて長いおならした。喋りすぎて空気がたくさんお腹に溜まったのかもしれない。風船なのかな?後ろ振り返ると大学生くらいの女の人がいて気まずかった。 メモ 聴聞希林のビジュアル依頼あり。樹木希林でシンディ・シャーマンする。依頼されてからアイデア思いつくまでおよそ10秒。好調。

2023/06/19

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 多摩の水道水がフッ素だかテフロンだかで汚染されてるので、最近はスーパーのウォーターサーバーへ飲み水を汲みに行く毎日だが、煙草も吸っているしぼろぼろのフライパンを使っていたし、健康被害を自ら重ねに行ってるようなものなのだから今更水に過敏にならなくてもいいのかもしれない。 2020年から更新していなかったWebサイトのCVをついに更新しようとしてついでにトークショーやレクチャーやワークショップやイベント企画を全て思い出して書こうと思ったが途方もなく思え、やる気がなくなって結局全然更新できなかった。 MMOで人口密度高くて重たくなってるサーバーから空いてるサーバーへ移動した時に「あー涼しい」と釈迦が言っててたまげた。 やりたいこととやることの交通がうまくいかない景色は、メイプルストーリーのカクついた激重サーバーです。こういうことなんだよな…

2023/06/18

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スリランカ料理のカフェに行ってカレーのプレートを頼むとスプーンが出てこなかったのでこれは手で、ってことなんだなと察して小山君と二人して手で食ってたが、いよいよスプーンが必要になったのであの…と店の人に声をかけると慌ててスプーンを持ってきてくれた。スプーンは持ち手も皿の部分もいつも使っているのより長かった。 亀が可愛かった。動物スポットを見つけたい。

2023/06/15

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美学校の前年度の振り返りをした。新たな脳として目としてこの取り組みを考えてみる。それから4月からの自分の2ヶ月間を振り返ることもできる。前年度の振り返りを次年度始まって1ヶ月ほど経ったときにするのはいい。2年くらい前、自己紹介を初日にやらないRAUのファシリにもハッとしたが、それ以来二つ目の、プロジェクト進行管理のなるほどテクである。1テンポずらすこと。 思いつく限りの指摘を運営メンバー全員が提出して読み合わせた。ここから1月ほどかけて議題と目標を作り、学校を良く楽しく運営してゆく。なんか、思ってたよりずっとずっと楽しい仕事。31歳なのに若い扱いなのは、美術業界も高齢化が進んでいるからに他ならない。。私より下で集団的な取り組みができる人めちゃたくさんいるのに。始めたばかりで言うのもおかしいが、今走らせているプロジェクトから抜けるときには最善のリクルートをして辞められる。全てにおいて安心安心。だいぶ全部のプロジェクトに慣れてきた、そういう視野を持って取り組めるくらいには。 おうちでメロン食べた

2023/06/14

 メロンを食べ、クラウドアトラスを流し見した。壮大な映画の予告編を作ったら3時間になった、みたいな感じだった。映画は感想が集まるからそれも楽しい。感想を書くことはブログの醍醐味だ。なんかもう鑑賞とか言うのやめようかな、感想でいいや。感想はベタ褒めや励ましでなく、悪口に近く、貶すことではなく、心の動きの作文。全身SHEINで服買ってそうというのは悪口。

2023/06/13

  ひとの腕が外に飛び出ているので、肌を見る機会も多くなった。半袖Tシャツの下にハイネックのフリルタンクトップを重ね着したらめちゃかわいくて嬉しい。 外のベンチに何かが落ちてたから払おうとしたら湿っていてプニョっとしていて、おもさがあり、ナメクジだった。ベンチに張り付いていたのに払ってしまってすまんな。ナメクジはすごく何かに似ている。 心身二元論を言う人はナメクジを見たことがないのかもしれないと思った。心がどんなものなのかもっと知りたい。

2023/06/12

昨日今日とただ消費するだけの時間を2日間過ごした。それも別につまらない。情緒が終わってる。五月病みたいな感じだと思う。 架空の若くて優秀な男になりたい欲望を持つのをやめよう。洒落たいい服を着て、慎ましく、社交的で、いつも電話に出ているような男に憧れるのをやめよう。その女版も同様…なんやかんや毎日のようにビジネス書のようなものをネットで読んでる気がする。なんかができそうな、無責任なパワーが湧きそうになる。自分も仕事できる人かのよう。はやく明日になれ。今日がつまらない。無くてもいい日であっても、その日と私が無くなることはない。

2023/06/11

かわいい絵柄のゾンビを倒すスマホゲームをやったり、寝たり、カレー作ったりして過ごした。スマホゲーって絶対的にやらなくてもいいことだけど、それをする時間を無駄だと言ってしまうのは悲しい。

2023/06/10

肉の入っていたトレーを、洗ってスーパーに持って行ってリサイクルボックスに入れようとずっとずっとたくさん貯めていたけど、スーパーに持って行くということがどうしてもできないので、普通にプラごみとして出してしまった。どこに謝ればいいのかわからないが、ごめんなさいって思っている。

2023/06/09

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 あずささんとお茶。新宿高島屋に台湾のお茶が飲める店を見つけたので行ってみるも、高くてちょっと身構える。白いお茶を頼むと、お盆が運ばれてきて、そこには粉のまぶされた細いドライリーフ(つまり茶葉である)が20本程入った茶碗と、お湯を覚ますための小さなポット、ツルツルした5cm四方の木の台にのったちっちゃいお猪口のようなカップ、それと葉っぱを模り葉脈の模様にレリーフの入った平皿にドライフルーツとカボチャの種が二十粒くらいぱらぱらと並べられ、その横に小さな黒糖が添えられていた。なんというおままごと感!アガる。歯よりも小さな種を口の中に入れるとうっすら味を感じる。快感である。小さな黒糖をかじる。素材を食ってる素食な感じがリッチな気分。。 女性っぽい装いをキャンセルしたい時期の話とかした。思うに、わたしは小さな思春期と反抗期を繰り返しながら生きているのだ。やってみたいこととやってみることで自分を作り替えながら、変わるにあたってそれ以前の自分との付き合い方を悩みながら。 お茶屋でみた、小さなものが小さなままでいられる設えに感動したので、帰りに黒糖とシードミックスを買って帰った。旅行後胃が縮んでおやつが少量になったので、食べる量よりも経験の方に焦点があってるのかもしれない。 それから、多摩地区の水質汚染報告があったので、ミネラルウォーターのボトルを買った。このミネラルウォーターも汚染されてるかもしれないが、タバコも吸ってるし、テフロンの禿げたフライパンで料理をしているし、健康被害がどうのとかは今更か。

2023/06/08

自由形式の企画書を作るのがすごく好きだ。これはドローイングだと思う。面白い。 自分が気になることを、美術教育の文脈に流す。流しそうめんみたいに流す。この人はさてはこんなことに興味があるのでは…と声をかける準備をするのは楽しい。声をかけなくても妄想的に組んだりする。自分の関心をこの人に話して、一緒に講座をやって、作った枠の中で異なる人がなんか試す。依頼するのも好きだし、されるのも好き。ゼミとか小規模なクラスみたいなものがとにかく好きなんだと思う。 正直に言えばあらゆることにやる気がない。やり始めるきっかけが多いからできているだけで。作品を作ることは、やる気がなくてもできるからいい。できなかったらやらなきゃいいだけだし、それがいい。美術って、べつに普通にそういうものだと思う。だから特別なのだ。お仕事じゃないから。なんかいろいろかけちがってる感じ〜。

2023/06/06

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久しぶりにやばめのLCC。空中分解のイメージをしてしまう躯体のペラさである。よくこんなに大勢の人が乗って大丈夫だな…物理のなんて呼んだらいいかよくわかんない、浮力だか重力だか、空気抵抗とか、浮いたり飛んだり移動したりする力、偉大。と思いながら搭乗。 飛行機で通路挟んで隣のカップルがめちゃくちゃキスしてる。 10人で一度にするキスは舌がまじで魚みたいになるんだろうな。全くしてみたいと思えない。 わたしはたとえば、たぶん、舌の上で考えている。喋りながら頭が回ってる感じがしない眼の前面がガーッと熱くなって、喋れている時は喋りながら考えていて、聞いてるときはただ聞いている。聞いてる間にしゃべるつもりがない限りはあまり考えてないかもしれない。ただ聞いている。 言語的に障害があるとそれだけで私は考え自体が変わってしまう。言語が使えないと何もできない。 カムサハムニダありがとうございます、コマワーあざまーす、アニョハセヨどうもです〜、ケイセッキビチグソ野郎、ヨギここ、カチ一緒に、ガチャ行く、モグル食べる、テバやばい、チンチャ ガチで、キヨワー小さきもの愛しい、アーッシュちくしょー、ペゴパはらへり、イルボン日本、チング 友達、マシッソうんまい、ヨボセヨ もしもし? 語彙増えなかったな。 韓国のホスピタリティが高すぎて私の怠惰さが包摂された感。 旅行が終わったけど活動の速さに心が追いつかない。。とりあえず日記は書いたけど私の日記はつくづく記録っぽいものではないな。

2023/06/05

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ケイコみた。ソウルのミニシアターEMUにて。 土地を細切れにして、物語的なラインで繋ぎ直して異なる土地をジェネレートすることもできる。映画ってすごいな。いい映画見ると映画がつくってみたくなるか、この映画以外要らないなってなるか、どっちかの気持ちになる。 三宅さんのトークも聞いた。韓国語で質問されて、同時通訳の人が耳元で訳し三宅さんが日本語で話して通訳の人が語り直す。三宅ニキが言ってたことで面白かったことのメモ、曲解含む。 ・弟のように、会長のように、ケイコを見つめ、撮れたらと考えています。ケイコを真ん中にしていろんな人物がさまざまな眼差しで(弟や会長は暖かな眼差しで)ケイコを見つめる。そうしてシーンの断片ができてゆく。それを繋ぐ。カメラもその断片の一つ。 ・一人称視点は、カメラが役者の目だというただのお約束なのでなるべく使いたくないと考えています。 ・リングの中にカメラを入れるかどうか、その都度考えながら進めていました。安全に撮影を進めることができなくなってしまわないように注意した。 ・他者。聴者と聾者。女性と男性。戦う人と戦わない人。格闘家って何で戦うんだろう?→究極的に、なぜ人は生きるのか、につながるかもしれない。(こういう口説き文句みたいなのかましてみたい)知らないことを撮る方が面白い。 ・松ちゃんが泣いて、それを迎え入れて練習に戻るシーンでケイコのあの顔を撮ることができたのは、この作品の一つの達成。その後ジムの他のメンバーがケイコと会長の動きを真似して同じ練習をするシーンは撮影当日に思いついて入れることになりましたが、あのシーンを作ることになったのも、ジムで起きる時間と空間を共有することでつくられた特別な関係によるものだと思います。 ・映画が終わった後も、どうしたらケイコがボクシングを続けられるかなと撮影中もずっと考えていましたが答えが出ませんでした。最後のシーンのライバルの選手が登場して、悔しいというだけでは収まらない心の動きを撮ることができたので、これなら終われるなと思いました。あの表について僕が何か言うのは岸井さんへの失礼にあたるかもしれないです。「岸井ゆきのさんのリサーチ」によるものですから。(役者が役を作ってくる→役者によるリサーチ:他者から見えない、リサーチが身体になって、カメラの前へやってくる。なにかをあらわして、それをカメラが記録する)

2023/06/04

ムジュからソウルへ移動。少しずつ体調が悪くなる。朝からお腹痛かったが昼頃にはかなり動かない感じになっていた。胃腸炎なのか、胃がヒクついてるのを感じる。食べ物の写真を見ても、知らない言語を見るように、これが食べ物であるという以上の情報が入ってこない。痩せそう。寝て少し回復したので、安藤忠雄の建築を歩く。 夜ソウルに到着し、辛いので個室に寝転がる。簡素な美しい部屋。時と自分だけが結ばれた、強固な関係を感じる。不確かな私(あてくし)。アトラクティブな、リズムのような、あるいはメロディのような、そういうものがないと曲の輪郭が追えない。という。確信みたいな、問いみたいな、そういう掘り進んでいくための掘削機の方が強いものであれば、どんなものでも追いかけることができるような気がする。それが弱い時、曖昧な時、手がかりが必要になる。わたしが弱いという時、強いと比べてネガティブなニュアンスを表現する意図を含まない。

2023/06/03

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三宅さんと合流。急に恋バナになって、ここが韓国だと忘れる瞬間があった。ムジュ観光。陸さんのアテンドで曲がる川が山と中洲のようになった平たい地面の溝を流れているところに連れて行ってもらう。これも特殊な地形なんだろうか?川辺からの目線からだとあっちから向こうへ流れるちょっと曲がった川という感じでなんかピンとこない。もっと曲がり具合を感じたいのだが…。登山をスキップするものすごく遅いジェットコースターに乗って山の展望台に登る。さっきまでピンと来なかった風景にピントが合う。一望してわかるスケール感。地形が見れるところへ移動することは地図を確かめるようなことでもあった。遠くの山の方から水が流れてきて、穏やかな流れのままに曲がっている。山が沢山重なって見えなくなる景色を見たのは初めてだった。日本みたいな細長え(ほそなげえ)島ではこんなに山が重なることはないのだろう。大陸の水の流れがつくる農村の風景は、日本のものとは全く違って、ピタと時が止まっているように思えた。

2023/06/02

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こども館みたいなところで遊び、その後ムジュへ移動。エアビーについて、それぞれPCを開いて仕事などする。てつおさんがワーケーションみたいになっちゃって恥ずかしいといいながらばっちり大自然を背景に仕事してて面白かった。 夜、さくらさんが持ってきた熊の絵がついたトランプで大富豪をする。勝てない。勝利への欲が少なすぎるかもしれない。一時大富豪を離脱し、ベランダでタバコを吸いながらこっそりスマホでソリティアをするのはなんだか背徳感じみたものがある。

2023/06/01

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2日目。光州 ビエンナーレみた。時間なくメインパビリオンのみ。あいちで一緒だったイーイランの映像と、オーヨウンの版画がよかった。 他にも大きな展覧会がやっていて、どんな展示かはわからないがなんか歩き回ることについての展示だったのかもしれない。そこでも時間がなく二つの作品をじっくり見ることにして、 アブラモビッチとウーライの「恋人たち」と、フランシスアリスの「 実践のパラドクス1  (ときには何にもならないこともする) 」をみた。 アブラモビッチ(とウーライ)の画作りは、同行するカメラマンの癖みたいなものがギトギトと伝わってくる。あえてだろうが何だろうが不快なものであることには変わりない。なのにいい作品だなあと思えるのは、愛憎と別れというものがアブラモビッチとウーライだけでなくこのわたしの生活について回る物であって、他の人にも同じようにあって、それを彼らの行為になぜか重なり合わせてみることでスペクタクルな想いが巡るからだ。演歌っぽい。 フランシスアリスの方はとにかくカメラを持つ人の撮影技術がめちゃ低いけどそれでも全然いいってことがよくわかって安心する。氷が滑り、道路と摩擦して無くなってゆく。街が映る。 パフォーマンスと映像のことをちゃんと考えられたことがないけれど、犬を追いかけた作品の映像編集をやり直してみて、やってる時の面白さと思い込みを整理しブランドして抽出できた(このバリスタみたいな言い方は、小山君があいちの時CVに書いてて爆笑した書き方に由来する)とき、やっと映像作品になるのだ。 また街中でなんかする系の作品考えよう。 夕飯にサムギョプサルを食べて臭くなった身体でおしゃれなセレクトショップへ行って服を買った。みんなも買ってて、旅行って感じだ…。ディテール多めの服が好きがちなので、韓国の服屋は派手で総じて楽しい。 光州の民主化運動の映像や墓地や展示を観て、CSLABで学生たちにプロジェクトやイベントの作り方みたいなのは結構話してきたけれど、自分で判断して、危険なところから逃げることとかセットで話さなかったなあと後悔じみた思いがやってくる。民主化運動で死なないで欲しかったとばかり思う。themselvesか… 。 なんか焦りすぎて写真くそ下手になってしまった。   そめちゃん、さくらちゃんと夜中まで話し込んで楽しかった。

2023/05/31

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夜通し遊んでしまって、寝ないでソウルへ。乗り物にのるたび寝落ちするので、寝て起きるたびに違う場所にいる。get lost帽を被って行ったら案の定get lostした。乗り換えに各40分ほどは彷徨うので、これはget lostにカウントできる。案内をしてくれる駅員の人はみんな日本語が喋れるので少しも困らない。もう少し困ったっていいのだが、最低限困らないようにしてきた私のヘボな準備は彼らの想定のうちにあるので、それがうまく噛み合ってそこそこに上手くいき、わたしの不慣れにのみわたしの時間が費やされる。やはりもう少し訳のわからない事態があったほうがいい。そんなことある?という方が楽しい。それは起こらなかった。 ソウル駅に着いて、ktxに乗るためにいったん外へ出る。すり鉢状の底のところに駅があって、低い建物が坂道に沿って建ち、その奥に高層団地と低い山がレイヤーになっている。電車に乗って光州へ。地下鉄のルールがわかってきたところで電車の旅は終わり、染谷さん、さくらさん、陸さん、てつおさんと合流。カバンを持つよと言ってくれたけど重くて申し訳ないのと人見知りでカバンを離せなかった。思い切って渡してしまうことを挨拶の代わりにしてしまっていたら、どんな感じだっただろう。 物は物

2023/05/30

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ひとに嫌な思いをさせたくない気持ちと、自分が嫌な思いをしたくない気持ちに折り合いがつかなくて、スキンシップがどんどん苦手になる。今日は偶然、ただ手を繋いだりすることがすごく気持ちのいいことだということを確かめることができて、本当に身勝手なことだけど、嬉しい気持ちで満たされた。嬉しいことを嬉しいと伝えることができるというのは幸せだ。世の中の人間たちみんなこうして可愛く生きてるんだろうか。いいなあ。 ダイエット再開。