6月8日

 


ヨコトリに行ったら友達がいて嬉しかった。なんかまたハイになってる日だったかも。だってもっちゃんのトークの連打についていけた気がするから。あべちゃんもいた。遠くから「おーいあべちゃーん」と呼びかけたら私とあべちゃんの間にいた別の「あべちゃん」がこっちをバッと振り向いて(俺?!)みたいな素振り。ちゃうねん。

身支度をしながら今日めっちゃかわいいかもしれんと思った姿でウキウキ出かけたが、あべちゃんがおめ今日ビジュ優勝してんよ(実際にはこういうふうには言ってない)とたくさん言ってくれて本当に嬉しかった。天気もいいし最高。

一緒に映像作品みてたら静かな映像にBGMがドンツクドンツクとフェードインし始めたから「盛り上がってきたぜ…」と耳打ちしたら「その実況やめてw」といわれた。ごめん笑 これも楽しかった。

炭鉱労働者の抗議を再現するプロジェクトの映像はすごかったな。国際芸術祭って、大事なことは海外の作家が言ってくれる的な感じがしていたんだけど、日本のアーティストがあまりリサーチベイストかつ政治的な取り組みをするひとが少ないってだけなのかな。たしかにな。あいちのときみんな巻き込みつつもっと攻めたらよかったのかなあ。たしかにな。やるかー。最近暇だしな。ストライキと経済活動についてのリサーチ。いいじゃん。BDSもずっとやっててボイコットも気になるんだよな。経済制裁がなんなのか、正直いまいちわかってない。原発で働いてるひとの生活とか、関西生コンのストライキとかもある。

アートがまるですごく安全な物みたいにプレゼンテーションされる制度の強さもめっちゃ感じた。たぶんなにかが完璧だったのだ。ヨコトリは2011のときからたぶん毎年見てる。いつも展示がすごくうまい。とくに前回のは本当にすごかったと思う。音の干渉とか長い映像はみんな全部見ないみたいなのとかの先読みを踏まえて大事な作品を守りながら見せる。誰のアイデアだったのだろう。そういう「技」があるんだろうか。すごかった。

だからきっと今回のも随一の仕事のはずで、何を言っているのか以上に何を言わないようにしているのかが気になるほどなにかが完璧だったんだと思う。結局のところ国際芸術祭のメイン会場のキュレーションてすいを集め中途半端さがないから勉強になる。その上で、それでどうしてそういうふうになったのかきになる。

木刻に関わる運動が紹介される。多刷りしたもののうち一枚が選ばれて展示される中で、VSMのパフォーマンスは彫って刷る間の時間を過剰に調整、増幅してみせるようで(激しく彫る手つきの繊細さが美しくナイスガイネス感じた)、まとめ紹介されきらないどこまでもインディペンデントでローカルでアングラ的な各運動のそういった側面をシームレスに想像した。演奏もフィードバックが意味わかる感じでよかった。もっと暗いところでやってるのが見たいな。展覧会関連イベント独特のあの空気感。。