二十世紀美術 1900-2010 /海野弘

より一部抜粋

「絵を見るとき、何が書かれているかを忘れよ」マティス

なにを、ではなく、いかに、を見なければならない。マティスにおいては色彩が重要である。色彩は形を変形させ、形からはみ出して踊っている。

色彩の解放が、野獣 と形容されたのは興味深い。色彩は動的であり、生命力に溢れている。形は静的であり、空間的である。