2024/04/26



ラボにずっと置いていた荷物をとりに行った。学生たちとつなち、大澤君がいた。ギャルたちがなんかでかい布に刺繍したりしていた。めちゃいい感じだったな。留年、院進が多いのか知った顔ばかりだった。しばらくすると小山君が来て、そして池上ちゃんがきた。喫煙所にはシモケンもいた。

荷物の配送手配。伝票を3枚書く。品名の欄に「粘土」と書くのが面倒で、皿を自宅へ大量に送る人になってしまった。ヤマトの人も「皿?全部ですか?」と怪しんでいたが、「ええ、はい、皿が3箱、精密機器が1箱、本が2箱の6件です。着日明日AM、支払いPayPayでお願いします」とやたら澱みなく堂々と受け答えた。はい、の意味で「ええ」と言うの、初めてやった。また段ボールが届く。

思ったより早く用事が済んだので、ラボで久しぶりに、というかほとんどはじめてあらゆる予定から手を離した状態で過ごした。誰でもない人として。立場を持たない人として。おしゃべりもそこそこにして、ちょっと飛び跳ねてみたり、落ちてるもの凝視したり、ウロウロしたり、しゃがみ込んでみたりした。天井を仰ぎながら適当にピアノ弾いて遊びながら、おやこの挙動って川上君じゃねと思った。

自由で誰のコントロールも感じさせない空間でありながら、運動体的な側面も説明していくのって大変やなと半ば他人事として思ったりもした。今日のラボはかなり雑然としていて、私のいた時のそれとも当然違う具合だった。本当にとにかく暇なので目に映るものをずっと記憶してみた。誰かの作業中のものがどの机にも折重なり合ってて、その上で作業をくりひろげている人がいて、それが床に侵食していて、誰かが何かを探しながら床や机を見ている横で新しいカメラで遊んでいるひと、その隙間を人が機材を持って通り抜けていく。

おー。「、」で繋いだ長回しの文で切り出すだけでけっこう面白い。そういうテキスト形式のオンラインのイベント何か催したいかも。なんかリフレッシュしたな。アイス屋作品のディスクライブもやるぞ!

そうこうしていると重音部のライブとサークル勧誘会が同時に始まって、そのあと助手展のトークショーが始まった。映画専攻の助手の作品解説の時間、あらすじの話をなんとなく隠れながら聴く。「こんなことが起きてねえ、まあ誰でも狂っちゃいますよね」と話者。(そうですねえ…)とうーちゃん。



犬とか蜂とかとやった自分と双方の行動を分析する制作のスタイルを、なんだか間違えて人間にも日常的に適用しているところがある。つか自分の心をつぶさに…………。暇か?まじで辛い。けどその性質に気付けたからこれからは少しはセーブできるのかも。生活は作品とは違うから私が生身のまま傷つくんだな。カウンセリングのプロの人とかは、普通に職業状態を離れてそのまま人の話聞いて自分の意見言ったりする瞬間を持っているのだろうか。そういえば緩和ケアのドクターの話聞いた時には、なんだか違う位相で生きてるなって思った。

その引き裂かれが原因なのか、また夜寝る前の困難が帰ってきて、心配事をググドキュに書きつけてからじゃないとまたこの2日間ほど眠れなくなってる。くそーあまりにも人間すぎる。日記を二つ書いてる。

心の働きに興味がありすぎるために関係性とかひと自体のことが急に置き去りになる時がある。観察対象の自分と、観察する自分という異なるモードのようなものもあり、それを使いこなしぐじゃぐじゃになりながら日記を書いて、考えないでいいことまで考えてる。STOP脳の無駄使い。たまにはタイトルのある長い文を書いたらいいのだ。