2021/10/26

落ち込んでしまって何もできなくなった。ウーバーイーツを頼む――キリがなくなってしまうので、何もしたくない時だけ使うようにしているのだが月に2回くらいはそうなっている気がする――と、配達員がいっぱい連絡をしてくる変わった人で、顔文字を多用してくるひとだったのでわたしもかつて身につけた顔文字リテラシーで性別を伏せる選択をしながら-_-bとか返信した。掲示板に常に張り付いているアキバ系弟の真似かもしれない。弟はもちろんわたしよりも若いが、古風なヲタクだとおもう。ぽまいらって感じのデクくんだ。



Q「ぽきた」とか「ポタク」とか お→ぽ にするのはなぜなんですか?また語源のような何かがあるんですか?

A「お」が「ぽ」に変わることは「お前ら→おまいら→ぽまいら」と変化した昔のネットスラングからの流れもあり、QWERTYキーボードの、「O」の隣の「P」を誤って触った誤変換から生じたものと思われます。 初出・由来についてはこれ以外にも諸説ありますが、どれも曖昧なため、上記の理由から、自然発生的に生まれたものかと思います。 他に「ぽ」と言えば2ch(現在の4ch)では「だめぽ」など終助詞として扱われていた時期もあり、「ぽ」が含まれているだけでネットスラングらしくなるという一面もあるかと思われます。(りあなさんの回答)
(yahoo!知恵袋でのやりとりより)


私が小学生の頃リヴリーアイランドというゲームが流行っていた。ブラウザ上で小さなモンスターをペットみたいに飼い、育てつつ別の飼い主達と交流をしたり自分の島をデコったりする、ゲーム要素の強いSNSだった。「こん(こんにちは)」にはじまり「落ち(ログアウトします)」でおわる、2000年代初頭のリアタイチャットの電脳感が恋しい。リアルタイムという感性があったのは、パソコンの前に座り――大体同じ姿勢で座っているイメージが大事だと思う――このサイトにアクセスしているひとが自分以外にも大勢いるというような見知らぬ他者の存在がネットと結びついていたからのような気がするし、ページは増えてもアカウントが増えるようなことはあまりなかった。というか、インターネットでの生が、こうも個人情報と結びついて存在証明を細かに管理されたものになるとは思っていなかった。あの時とったフリーメールアドレスがこんなことになってしまうなんて――
話を戻す。リヴリーアイランドは2019年になくなってしまったが、2021年7月くらい前にアプリ版がリリースされたのにやらないでいたのだが、Instagramに広告が出てきて懐古趣味が刺激されてついに始めることにした。起動するとまあ思った通り全然違う理念のもとに作られた、リヴリーではない別のゲームだったが、懐かしむ人々の溜まり場やインターネットの遺産のようなデザインの隠しページが用意されていたりして部分的に老人介護施設のような趣きがある。わたしたちはひたすら過去のリヴリーの話を「/bbs」で――PCブラウザ版はいろいろなコマンドがあってハッキング上等のインターフェースでイケてたのに、今やレトロな装飾になってしまった――する。今日(10/26)は、アプリ版リヴリーを始めたのだった。