2023/09/16



入賞展で 制作費が30万もらえる(VOCA展みたいな色々と狭苦しい構成の…)コンペティション展示のために作品を考える。あと20日ほどで搬入だけど作品がまだない。急にひらめいて、2人でやるダンスの作品をやるしかない。となった。パフォーマー2人に10万円ずつ、カメラマンに5万円、デザイナーに5万円のどんぶり勘定だがなんとかなりそう。タイトルは「異なるものが同じ風に吹かれる」。20時から24時まで昼寝したらそんな夢を見た。夢の中でのプレッシャーがすごかった。ほぼ悪夢みたいな感じ(金沢の作品は、この夢に見た作品の練習にしようか)。プロットを書いてそれが本になる。これはおそらく戯曲というものだ。夢の端にそういう部分もあった。

金沢芸術村の個展の時は、制度とその仲立をした宮崎竜成さんに相当救われてあの作品を作ることができた。本当に感謝…と2年経ってもずっと思ってる。宮崎さんはキュレーターと名乗っているわけではないが、だからこそ働きが浮かび上がる。キュレーターの働きは本来、作品がその場所にインストールされるまでの補助をすることを指すはずであって、人選はそんなに重要ではないのかもしれない。人はコンテンツじゃないし、過去作は自由の効く挿絵ではないから。アーティストにとってはキャリアが云々だしそりゃ展示したいからその機会をどうにか作るべきだけど、それはキュレーターの仕事の範囲外かもしれない。インディペンデントキュレーターって言ったもん勝ちな謎の肩書きであり、それはアーティストもそう。そのかわり自分がやっていることがアートであることだけは保証するというか。肩書きはそれだけのものだ。働きが先立つ。


スーパーに新しく設置された応募ハガキのコーナー。防火扉の前にタイヤ付きのハンガーラックとワイヤーの網みたいなのを組み合わせて作られている。無駄がなくて素晴らしい。