2021/09/04

 歯医者へ行った。ついに!

治療が怖くて怖くて仕方なく、レントゲンを撮影しに部屋を移動して自力で席へ戻るときに別の部屋へ迷い込む。いくつかのことを並行して(痛いとか怖いとかそれらを緩和するために指の付け根をつねったりとか歩いたり座ったり記憶したり思い出したり)行うとき、差し迫るタスクのスタッキングをなぜか知らぬ間にトランプを切るように差し替えて順番がわからなくなった状態にありながら遂行しようとしてカードをこぼしてしまうみたいに崩壊する感じがする。歯医者にウラさん、と呼び戻されて、立ち戻って、席に座り、自動で寝っ転がらされ口を開け、痛みに備えて指をつねって現在に相対することができる。怖さを受容するだけの体だった。