2021/09/06



お下がりセンターの酒井さんが古民具の搬入に来た。今日は佐塚さんと一緒だったからなのかわりと普通にゆったりとしたような雰囲気がしているように感じた。皇族のことを話すような言い方になってしまう。酒井さんは雅だ、という形容詞の似合うひとだ。靴を履いてるところを見たことがなくいつも便所サンダルだけれど。

搬入された品の中にノートがあった。農家の人が昭和初期に書いた手記だった。気味が悪く怖いので触らないようにしていたけど綱川さんがこれもらったほうがいいですよと教えてくれたので手に取ってみて、ノートをめくったら急にカバーから本文部分が落っこちてもうだめだ呪われた終わったと心の中の小学四年生と大学一年生が言うのを感じた(わたしが思ったわけではなく)。種まきのチェック表とか、と筆記体が練習されていたりとか、日誌とか、あらゆることがひとつのノートに書いてある。勝手に読んでいいのか?とおもいつつ複写を載せる。