2023/06/01




2日目。光州ビエンナーレみた。時間なくメインパビリオンのみ。あいちで一緒だったイーイランの映像と、オーヨウンの版画がよかった。

他にも大きな展覧会がやっていて、どんな展示かはわからないがなんか歩き回ることについての展示だったのかもしれない。そこでも時間がなく二つの作品をじっくり見ることにして、アブラモビッチとウーライの「恋人たち」と、フランシスアリスの「実践のパラドクス1  (ときには何にもならないこともする)」をみた。
アブラモビッチ(とウーライ)の画作りは、同行するカメラマンの癖みたいなものがギトギトと伝わってくる。あえてだろうが何だろうが不快なものであることには変わりない。なのにいい作品だなあと思えるのは、愛憎と別れというものがアブラモビッチとウーライだけでなくこのわたしの生活について回る物であって、他の人にも同じようにあって、それを彼らの行為になぜか重なり合わせてみることでスペクタクルな想いが巡るからだ。演歌っぽい。
フランシスアリスの方はとにかくカメラを持つ人の撮影技術がめちゃ低いけどそれでも全然いいってことがよくわかって安心する。氷が滑り、道路と摩擦して無くなってゆく。街が映る。
パフォーマンスと映像のことをちゃんと考えられたことがないけれど、犬を追いかけた作品の映像編集をやり直してみて、やってる時の面白さと思い込みを整理しブランドして抽出できた(このバリスタみたいな言い方は、小山君があいちの時CVに書いてて爆笑した書き方に由来する)とき、やっと映像作品になるのだ。また街中でなんかする系の作品考えよう。

夕飯にサムギョプサルを食べて臭くなった身体でおしゃれなセレクトショップへ行って服を買った。みんなも買ってて、旅行って感じだ…。ディテール多めの服が好きがちなので、韓国の服屋は派手で総じて楽しい。

光州の民主化運動の映像や墓地や展示を観て、CSLABで学生たちにプロジェクトやイベントの作り方みたいなのは結構話してきたけれど、自分で判断して、危険なところから逃げることとかセットで話さなかったなあと後悔じみた思いがやってくる。民主化運動で死なないで欲しかったとばかり思う。themselvesか… 。

なんか焦りすぎて写真くそ下手になってしまった。



 
そめちゃん、さくらちゃんと夜中まで話し込んで楽しかった。