2024/03/17

搬入1日目。過去作が展示の形になるために他の人の手が入って私の手を離れてゆく。展示室の外へエミリさんたちと出ていってちょっとプロテスト。こんな環境を探してた。今が一番まともに人間できてるような気がする。多くの判断に対して自分で責任を持つことができてるような気がするのだ。

映像編集をしていると、いい状況の自分を見ることができる。自分の周りでかつて起きた様々なこと。単純に自分を愛しく感じることができるから最高。私の能力は、きっと他の人をサポートしたりすることに長けているのだろうけれど、本当にそれがしたいのかというとそうではない、この能力はあくまでオプショナルなものである気がしている。そんなことより作品作りたい。他の人が嫌な思いしてるなら作品ばかりではいられないけど。たくさんのでも・けどを挟みながら巻き込みながらそれでもこうして制作を続けていくのだ。少し前に知り合った同世代のデザイナーの性暴力加害が告発された。新しく知り合う人が隠れて悪いことをしている。怖すぎる。性暴力だけはほんとうに無理。去勢しなよ自分の身体を凶器のように使えてしまうのなら。エクスペリアームス・武器よ去れ(ハリーポッターに出てくる去勢の呪文)。

展示の準備はいつだって楽しい。プロジェクターを上から吊り下げてもらい、私の展示はほとんど出来上がり。あと3日でデータを修正したりしてゆくのみ。がんばるぞ。

上野から御茶ノ水まで歩く。40分くらい。暖かくて、風が吹いていて、このままどこまでも歩いていける気分だった。すごく独立した気持ち。自分への自信がすごくある。誰のことの心配も頭の中になくて、大きな嬉しさだけがある。この清々しくてまっすぐな感じを少しも損なわないまま、ずっとずっと生きていたい。この自分がいるということを忘れないようにしたい。