2022/03/11

3.11から11年。予備校のピロティで、合格祝いのパーティーの準備をしていたら急に景色が軋み地鳴りがして(どこから鳴っていたのか?映画のBGMみたいに視界の全体から鳴っているようだった。私自身も地鳴りになっているような感じだ)、いろんなものが倒れたりスウィングしたりしていた。近所の家の玄関じゃないところから地震だー!と言いながらおじさんが出てきて、それでやっとこれは地震なのかと自分が立ってる場所の状況が言葉になった。忽滑谷さんに磯谷が泣きながら頼っていて、わたしはなんでかわからないけど笑いが止まらなくなり、磯谷と忽滑谷さんの背中を触っていた。しばらくして地震が止み、デザイン科のひとたちが降りてきて、女性講師の活躍を話してくれた(石膏像が落ちて危なくないように声かけをしたり階段からゆっくり降りてと指示したりしたらしい)。電車が動かなくなって帰れなくなったのでそのままみんなで予備校に泊まり、パーティーのために買ってあったケーキやポテチを食べ、トランプやビンゴをした。もう何にも面白くない空回りしたパーティーだった。どこからか毛布が運び込まれてきた。先生が食パンとカップ麺をたくさん買ってきた。次の日から状況把握とか計画停電とか。それと原発がめちゃめちゃになって、それまで原発のリスクとか環境負荷とか、身近に考えるきっかけもなく気にしたことなかったが、急にドン引きした。親がおもちゃとか服とかバッグとかいろいろ寄付するために集めていた。親が選挙以外で社会的な活動に参加してるのを初めて見たので驚いた。とりあえずここまで。また気が向いたら続きを書く。