2022/03/13

ニュースでやってるようなことはニュースが記録するし、みんなが気にしているようなことはみんながやるから、この世界にこれ以上なくていい。他の人が深めたのを見て、自分が突っ込めそうなタイミングで参入したければすればいい。流行ってきたら身を引いて、大勢が手を入れた潤沢な先行研究をみて、つまり本を読んだり作品を見たりできたらそれでいい。。スキップして漁夫れたら万々歳かも。制作に活かせるかは不明だけど。。流行りっていうのはたとえば「シェア」は10年くらい言われてる。「ケア」も5年くらい流行ってる。ガチでやらざるを得ない状況になって、流行を疎んでいる。「アイデンティティ」も流行ってる。ガチで制作で取り組んでると思える人は少ない(アイデンティティがそれぞれ違うのは当たり前のことで、均され一般化された「アイデンティティ」という言葉にどう付き合えばいいかわからない)。それにみんな身体がどうの他者がどうのこうの言ってる。最近、もう身体を拡張するとかあまり興味なくなってきた。面白いは面白いけど。ヒーリングに向かって行くのが難しくなってきて、攻撃したり敵対したりを無視しないで取り込んでいかないともう無理かも。ざっくり言って、〈私が誰か〉ということよりも、この私がこの身体を使って何をするかのほうが気になるのだと思う。自分のことだけどよくわからない。この身体が挟まったこの世界、とか。自分が今この体で、できることというふうに考えた方がいまはいろいろ考えていける。それと、変わらず自殺とか、鬱病とか、思い込みとか、そういう個人の内側で巻き起こっていることにも関心があるかもしれない。あと動物も大好き。分かるとか、分からないとか、泣いちゃうとか怒るとか、感情と認知と外への表れ。心が顔を境に表情を超えて、内から外へ移動する一連の経過。不安とか怖さとか。
金沢の個展で過去作のパフォーマンスについてはあらかたできることはやり尽くしたって気もする。もういい加減新作を作りたい。27歳くらいまで新作をずっと作って、27-29歳はその検討をちらかしながら行なってきた感じだった。来月30歳になるなんて信じられないなー。