2023/05/05



 「仕事おわ」に憧れて、近くで働く齋藤君を誘って職場のあたりで酒を飲んでいた時、年長の方にやりたいことはなんだ、目標はあるのか、目的はあるのか、と絡まれて、んーないっすね、と齋藤君が言ってたところに「あるやん、壮大なやつが・・・」と茶々を入れたら、「ああ、世界平和ね、あったわ」とすぐにわかってくれたことがあったのを急に思い出した。しみじみいい瞬間だった。齋藤君に幸あれ。そういうふと思い出すようないいことが起きる毎日を過ごすのが目下の望みである。

今日のいいことはなんだろう。いいこと、というか、変なことはあった。河川敷の階段のところに、なんか起きないかなと思って一人で座っていたら、雀が二羽、階段をこちらへ向かってちょびちょび一段ずつ登ってきたのだ。え、なんで、なんで、え、本当になんで???と言っていると、二段下のところで横の階段じゃない坂道の方へ外れて、またちょびちょび登っていったが、登り切るとチュンッと鳴いて方向転換し急に遠くへ飛んで行った。その後今度は鳩が二羽、階段をこちらへ向かって一段ずつ登ってきて、本当になんで、この道何、怖い、なんで、怖い、と言っていたら、鳩たちは登り切る前に私のすぐ目の前で立ち止まり、パタタタと大きな羽音を立てて別の方へ飛んで行った。風の強い夕方だった。薄着で出たので寒かった。月がきれいだと思っていたら、速いチャリに乗った男の人たちが今日は月がきれいな日だったねーと月を見ながら言っていて、過去形?と思った。ピンク色の大きな月だった。陽が落ちたので河川敷を歩いて帰っていると、8つの光が近づいてきて、子供達がチャリで横を抜けていった。私のこのなんか起きないかなと観に行くようなパッシブな性質を、あまり他人は知らないだろう。


スーパーにはこどもの日で祝日っぽい食べ物ばかり売っていた。ちらし寿司とか。二つ入りの柏餅を買って、一個小山君にあげたらちょっと喜んでいた。柏餅の葉っぱに手羽元の食べ終わった骨を乗せたら儀式っぽかったので見せたら怖いよって言ってた。wow,wow,wow,peace-peace..