2023/05/27



ホワイトボードにレクチャーしながら描くドローイングが面白いということがわかった!お気に入りのホワイトボードを作ってみてもいいかもしれない。ホワイトボードと油絵は描いたら消したりができるのでなんか似ている。田中が展示に来てくれて、「ホワイトボード使ってるとうらだなーって感じ!」と言っていた。たしかに、ホワイトボードが作品に何度も何度も登場している。展示を作る時に、自分で持ち込むまでもなくホワイトボードがある場所でやることが多いということは、つまり、ミーティングとか講義とかが日常的に起こっている場所での発表が多いということだね。これまでの自分の傾向を振り返った事がないのでやってみたい事リストに書き加えよう。


森美術館でミヤギさんの沖縄の作品を久しぶりにみた。みながらなんか眠たくなって、瞼と目と脳が美しくまどろむ。たくさんの時間と出来事を受容した土地が、誰もいない静かな風景として、語りと共に豊かに現れている。歴史という言葉はそぐわない感じもする。(「この世界の片隅で」ってほんとすごいタイトルだな…)誰かいても誰もいなくても。。。なぜだかわからないけど隣に立ってる知らないひとが優しそうだって思った。この作品見る人はみんな優しいんじゃないか。そう思えるような美しさ。見る人がみんなとっくりと眠眠し可愛くなってしまう。不思議な作品だ……

まきさんの新しいエスキースが絵と一緒に展示されていたのもよかった。昔、lucky happy studioでエスキースをみたときにこれからも絵を続けられる仕方を見つけたんだなあいいなあと思ったことがある。袴田さんが学校で30歳までに何かしら自分のスタイルみたいなのを見つけられたらやりやすくなると思うよって言ってて、なんかそれをずっと覚えているんだけど、エスキースをスタジオで見せてもらった時にもそのスタイルみたいなのをみんなが持っていることがありありとわかってなんとなくこういうことかーと思った。

やっぱ、また自分の話だけど、ホワイトボードはかなりありだな。(ほか、メモ:水平器の泡。アクリルに泡が閉じ込められている。ホワイトボード。裏取りする散歩。)



梅津さんの焼き物の作品見れて嬉しい。めちゃ最高。釉薬が重なって澱んだようになってるのを見て、油絵の具が混ざってどんどん色が濁って破滅へ向かう過程が夢のようだと感じていたことが懐かしくなる。あんなに豊かなのにすごい殺伐ともしていて、だから好き。花粉濾し器(だっけ?)。ふにむさんの言っていた「身を浸して」する働きからなる思考方法を抽出しているのだとして、どういう働きを引き受けた自分の態度の器化(器化<ぅっゎか>てなんや)なんだろう。多花受粉。わかるような。CSLABの管理人をやったことがあるものとしてのなんかの引き受け人、後見人的な。自分を通して情報が変化するみたいな態度かもしれないと思って花粉濾し器を見てから梅津さんの全部の作品にピンと来るようになった。


避難訓練の作品作る、forPARADISE AIR。六本木アートナイトでやるつもりだったけど、なんかできなくなったからローカルに公開する常設作品をつくる。誰にも相談してないけど、出来上がってからみんなに見せればいいよね。なる早で取り掛かりたいなー。飛行機の最初のCAの避難指示パフォーマンスみたいなちょっと面白いやつができたらいいんだけど。消防署に要請したらレクチャーやってくれるみたい。この作品は、内容のオリジナリティは不要なので、楽しいディテールをいれたい。https://nbse.jp/information/faq/syobo_5step/
http://www.nbnbnb.com/archives/1292/