2023/05/15



 またも武蔵美へ。気に入ってる薄い黄緑色のジャケットを着ていったらメロンパンみたいって言われた。ほかのひとよりもちいかわに詳しいかもしれない。葵さんもよく知ってるなって思った。ちいかわは、文具やおやつ、女児化する欲望と組み合わさって、懐かしくもない懐かしさを与えてくれる。CCさくらのガチャガチャとは違うのに同じような質の弱粘着の執着を呼んでくる。また食玩を買ってしまった。


レクチャーといってほとんどひとりごとのパフォーマンスを2回やった。こんな弱火でも表現も言っていいんだ…とか、ないのにあるね、とか、詐欺ぽい(とは誰も言っていないが)、みたいなことをいろんな言い方でいろんな人が言ってくれた。なんか、あんまうまく行ってないな。と思った。作品、作者の在不在の話をどうしてもしてしまうけど、ミスリードっていうか。なんか掛け違ってるんだよなあ。

いろいろ気にかけているところが全く観測不可能だもんな、むしろ不可能にしていってる感すらあって、なんでそんなことするのか自分でもよくわからない。友達を増やすということや、子育て、アルバイト、弱い立場の男たち、未来のなさ、資本主義の末端で抵抗していること。この作品全体を支えてるカッサカサの感性がそこへ接続してるだなんて思えないだろうけど、どうにかしてお伝えしたいな。。そのためのマルチタスクだったはず。。作品にしないとギャラリーの中には持ち込めないんだということがよくよくわかった。知ってたことだけど、本当の意味で理解した。。アートと生がすごく遠く感じる。ひとりひとりが身体ごとギャラリーに持ち込んでくる複雑さにライト当てられてない感じがする。私立の美大でそんなことしてどうなるんだ?それがしたかったはず。だけれど…と、日記を書いてるうちに掛け違いが整理された。