2021/08/28

今日オープニングの日のはずだったけどコロナで延期になった。作品もまだ遠隔で少し修正できる。バッファが不規則に出現することだけはボーナスみたいに感じるけど、スッと始まらない怠さとかはずっと修正したくなっちゃうからよくない。締め切りmeans締め切りだ。「本当の締め切り」というのなんかはあてにしない方がいい。展覧会設営とかに区切りをつけて飛行機に乗った。服やポーチに入れてたライターが仇となって荷物検査でスーツケースをひっくり返す羽目になった。こういうあたふたとしたうまくいかなさにひっぱりまわされてばかりだ。自分の深層心理には、そういうのを望んでいる節さえある気がする。なんなんだもう。とにかく飛行機にのって、その中でこれを書いている。


四年前、バーベキューを韓国のアーティストたちとしているときに岡田君からメッセージがきた。コジコジ読んだこと、ジェットコースターみたいだったこと、ぼのぼのとも似ているけどそれならぼのぼののほうが好きだということ、蕎麦を一緒に食べに行こうねという約束をした。その次の年、そのまた次の年、次の年、今年と対馬の滞在と夏を数える。岡田くんと蕎麦食いたかったんだけどね。対馬と岡田くんとがわたしの目の中で交差していて、そういえばいつも対馬ではふとしたときにそっかあという感じで気づくと霧が立ちこんでそして通り過ぎていった。福岡に着いた。めっちゃ都会でなんかびっくりした。