2021/07/02

 大雨 流石に梅雨

 イケガミちゃんにモードメイクを施してもらった。寝転んで一人で泣いた涙の跡のような、真っ直ぐの水色の水平線が目尻に引かれたメイク。顔のことを色々教えてくれる。頰の稜線が――ジョジョでここになぜ真っ直ぐのたて線が?という線が顔に引かれていることがあるが、これは光によって現れる頰の稜線を線表現で処理したものだ――くっきりと現れている。シェーディングで顔の側面を「倒し」て、ハイライターで眼球周りの窪みの下の部分から小鼻の横あたりの三角の面に光を入れてその差で顔を起こす。グラフィックデザインの効果を拡声器に例えたミニレクチャーをイケガミちゃんに帰りの電車でしてもらったことがあるが、メイクの考え方も拡声器のようなものなのだなと思ったりした。「この」顔を「その」顔に変容させるような、ありありとさせる技術と活用、その思考法。