2021/06/27

 晴れ 雨予報だったけど

ベトナム料理をたべて、川原を散歩した。土鳩が2羽じめんをつつく。姫昔蓬が乱立して景色に濃淡がついている。細い草を足場にする雀。草が雀の重さでぽんぽんと跳ねている。花のついたアレチハナガサを足場にして蔦がその面積を増やしている。足が動かないで手に目があり脳があり、いや全身が同じように手であり目であり耳であり脳であり、身体を無数に枝分かれさせた状態で自分以外のなにかを足掛かりとして、あるいは自身が足掛かりとなったりしながら、関わる面積が増える。領土の話のように思えて、ウッとなるけれど、受け入れ全身で環境に向き合うしかない/自身が環境なる植物の、特に雑草のありかたは、あの川原の風景は、わたしにとってかなり理想的な姿だ。(風景の魂はどんなものなんだ)

ひとの誕生日はたのしい。小っ恥ずかしいやりたいことを思う存分やるチャンスだから。川原を思い出しながらそんなふうな花を買ったり、ケーキにネームプレートをつけてもらったり、歌を歌ったりした。aokidからお祝いのメッセージが届く。たしかに、aokidはいつも誕生日会みたいなひとだなと思ったりした。お誕生日おめでとう。