2021.6.9

 めっちゃ暑い、晴れ。日差しがすごい。夏日。夕方は素晴らしい。

 昼の記憶がほとんどない。みんなが何かしらやっていてわたしはそれを見ていた。ずっと頭がぼーっとしている。体も重い。いろんな人が来ては相談に乗ったりなどをしていたら気づけば今日が終わっていた。イラレなどのソフトは一通り喋りながら(事前にこちらができるようにしておかないといけないのは大変なことだ)見せて、区切りのいいところまでやったらその工程を全部繰り返してもらう。工程の区切りは通訳を参考にしている。解釈の時間をとりいれることができる最小単位。

 夜。対馬アートファンタジアのミーティング。対馬アートファンタジアは東アジアを中心とした国際展で、アーティストたちが共同生活をしながら展覧会を作るユニークな取り組み。去年がコロナで延期になり、今年は余程のことがない限り開催するそうだが、外国のアーティストは来れない(韓国のアーティスト、特に釜山に暮らす人なんかはわたしが対馬へ行くよりもずっと移動距離は短く、なので来れないのは国境の問題であるが、まあ別に来れるのかもしれないが、とにかく来ないらしい)代わりに、オンラインで共同制作をすることに。共同制作ペアのマッチングにてジェンダーについて一緒に話ができる人がいいという人がおり私もそうしたい、では、とカップル成立となった。面白くできるといい。もうすでにいくつかの共同プロジェクトをやっているところへ、また新たに抱えることに。スケジュール管理が不安だ・・・

 イ・ランの新曲「ある名前を持った人の一日を想像してみる」というタイトルのシングルが8月に発売するらしい。B面(レコードなのかな?)は「イムジン河」のカバーだそうで、なんとなく「この世界の片隅に」を思い出すような構成だと思った。8月だし。最近の夏――夏は一つの単位として数えやすい――夏は対馬にいることが多い。20代後半の8月15日は大体韓国人のアーティストたちと過ごしている。

 対馬の共同プロジェクト、音楽を一緒に作ったりしたいかも。最近シンセサイザーを練習しているから、相手にもしそういう趣味があったら(できたらすごく楽しそう)。音楽やzineや映像のように何かフッテージやテーマを引用しあって増殖するようなコラボレーションの仕方がやりやすいだろうか。気が合えばもっと大きいプロジェクトにしてもいいけど、初めましての挨拶なのだから小さくやりとりを重ねるのがいいだろうか。ああ、日付に向かって何かをするのもいい。日記のように、日付に向かってバラバラの人がそれぞれの場所でそれぞれの体験を書く。あるいは書かないで、誰かの一日を想像してみる。





*足りない文字などを、6/10の朝に少し加筆しました。