2021.6.7

 晴れ。曇ってるかと思ったら日差しジリジリしていた。今日はなぜかここ数年で最も代謝の良い日だった。水をぐいぐい飲み、汗をかいた。代謝が悪く汗かけないので体に熱がこもって辛くなることが多いけど、今年は健康に生きとし生けるものの仲間入りかも。

 昼ごろ他の学校で写真を学んでいるNさんが、Red Stockingのことを取材しにきた。学生たちと作っているフェミニズムの雑誌が友達ではない同世代(学生たちの同世代ですね)の女性に届き、一緒に仕事をすることになったのがうれしい。葛藤や矛盾を抱えながら(矛盾を抱えないで生きる方が欺瞞ではと思う)フェミニズムに入っていく人たち。私もそう。他の人の言葉の使い方や大事にする部分――「女性」らしさ、と書くか、「女性らしさ」と書くかとかでも結構話せたりするよね――を見て話して学びながら、わたし(たち)の間で話せる共通言語を見つける。とりあえず服でも買いに行きがてらスナップ取ろうかということになった。めちゃ楽しみ。しかしその前に原稿締め切りが今月末だ。次に出る号の編集はわたしがすることになっている。みんなが卒業制作で忙しいからね。

 夕方。TECH CLUBの部品がいっぱい届いたので景気づけにレモンで電気をつける。金欠なのにレモンとグレープフルーツを買ってきてしまうS君。ピカリ。電気がついて喜ぶ。消えたりついたりすること、踊り。ずっと踊っているのは踊りではない。止まる時間をいかに持つかが踊り、そして音楽、そのような気がする。

 夜。コレクティブのミーティング。子供たちの状況を聞く。作品のアイデアとか話すのも楽しいけど、状況を聞いて、じゃあこうすると良いかもねとかそういう具体的な話がポンポン出て、それを形にしていくようなやり方で展覧会とか本とかを作っていく方が楽しく思う。よくするための知恵を出し合い、それをどうしたら面白くなるか話す。よりよく遊ぶために頑張る。わたしにとって、フェミニズムも作品制作も全てがそう。イシューのパートと切り離さないままにしかし半分切り分けた状態の、遊び方の考案。それを実践すること。